Sカサゴの飼育方法や釣り方

カサゴの飼育方法

魚釣りの好きな管理人が釣って来たカサゴを趣味で飼っていました。そのカサゴの飼育方法について説明します。

ここでのカサゴの飼育方法の説明

水槽の瓦の下のかさご

当サイトでは、魚釣りの好きな管理人が、釣って来たカサゴを大型水槽で飼育していた時の体験に基づいた説明を記載します。飼育期間は、1年半程でしたが解った事も多少あります。死んでしまったり、食べてしまったり(^^;)で、現在は飼育していません。この魚は、高級魚で値段も高く、食して非常に旨い魚です。

基本的には、海水魚の飼育と同じですが、魚を飼う専門家ではございませんので参考程度にしていただければ幸いです。

水槽と装置類の用意

カサゴ用水槽の底

まず最初に水槽を用意するのですが、うちで使用していたものは、100cm×60cm×60cmと、かなり大きめでした。

この水槽では、平均15cm程のカサゴを50匹程度入れて飼育した実績があります。しかし、これは入れ過ぎでした。ろ過装置の性能にもよりますが、20匹程度が妥当と思われます。

必用な装置は、酸素を送るブクブク(名前が解らん^^;)とろ過装置です。ろ過装置は、海水用の水量を十分に処理できる性能のものを用意して下さい。ろ過性能が悪いとカサゴは弱ってしまいますので、これは重要な装置になります。

うちでは最初、ろ過装置なしで飼育していましたが、水が汚れるとカサゴの元気が無くなります。その度に、海に海水を汲みに行っていたので大変でした。

次に水槽に入れる石類です。底に敷き詰める小石を用意します。海岸や川で採取出来ますが、ペットショップにも売られています。

これは重要です。カサゴが隠れることの出来る大きな石です。この魚は、石の下や岩の割れ目などに身を潜めて生活しています。隠れる場所がないとストレスが掛かって健康を害します。理想は、魚の数分の隠れ家を作るのが理想です。これが少ないと一つの隠れ家に複数入ろうとして喧嘩する場合があります。うちは、瓦やレンガを使用しましたが数分の隠れ家を用意出来なかったので、ちょくちょく喧嘩していました。ビニールパイプなどを切って代用してもOKです。

注意事項

カサゴは、フィッシュイーターです。ゆえに、共食いをします。

以前、釣って来た30cm近いものを水槽に入れたことがあります。数日後に、このカサゴが死んでいました。その時、口から小さいカサゴの尻尾が出ていました。この大きいカサゴは、夜中に小型のものを捕食して飲み込みきれずに死んだと思われます。

大きさの違いすぎるカサゴを同じ水槽に入れないようにしましょう。

水温の管理

水槽のかさご

カサゴはけっこう生命力の強い魚で低水温や高水温にも適応します。うちで飼育していた時は屋外に水槽を置き、水槽用クーラーは使用しませんでしたが、真夏の水温上昇によって死ぬことはありませんでした。一応、水槽にはスダレを掛けて涼しい場所に設置していたのでよかったのかもしれません。

しかし、水温管理を行った方が良いに決まっています。高温になるような場所で飼育するのであれば、海水用の水槽クーラーを使用することをお勧めします。

カサゴは、低水温には滅法強いです。釣ったカサゴを塩氷(海水に氷を入れた状態)に入れ持ち帰っても生きていました。ちなみに他の魚(チヌ、メジナなど)は直ぐに死にます。ただ、低水温時にはエサを食べなく、あるいは少食となります。

水槽の清掃用に巻貝を入れる(ニナ、ニーナ)

ニナ、ニーナ

水槽の内部には、藻が生えてきます。それを掃除してくれる巻貝を入れます。うちでは、ニナ貝という海岸に居るものを入れていました。これは、ニーナとも呼ばれ普段、食用とされています。写真が、それです。

こいつは、藻をエサにしているので、水槽の壁面などに生えたのを食べて掃除してくれるので助かります。

ただ、よく死ぬので、ちょくちょく取ってきては入れていました。原因は不明です。

あっ、そういえば昔、このニナをかち割って魚釣りのエサにしていました。もちろんカサゴも大好物です。そ、それが原因かも!?

カサゴのエサ

カサゴは大概のものは食べます。エビ、カニ、キビナゴ、サバの切り身、ゴカイなどなどです。これはカサゴ釣りで使用するエサです。また、生肉やカマボコも与えたことがありますが、食べました。ただし、安いカマボコは、後で吐き出しています。高いものはそうではありませんでした。贅沢なやつですな。

それから唐揚げも食べます。鹿肉も食べます。それは、管理人本人が試しにそれらをエサにしてカサゴを釣った経験からです。

釣ったカサゴの腹を開けて見ると、カニやイワシ、うなぎの稚魚などが出て来た事があります。

注意すべき点は、エサを多くやり過ぎないことです。水質を低下させるので気をつけて下さい。オキアミなんかは、白い汁が出ますので経験上お勧め出来ません。少量であるか、ろ過装置が強力であれば問題ないと思います。

カサゴは、環境に馴染むとエサを食べるようになります。慣れてくると、人の姿を見て浮いてきます。水槽に指を入れると、それを突っつきます。慣れると余計に可愛いもんです。

キビナゴ オキアミ ゴカイ

水槽で飼育しているカサゴは釣れます

余談ですが、水槽で飼育していたカサゴを釣った事があります。非常に良く釣れます。ご、ごめんなぁ~^^;

また、ガキの頃、釣ってきたフナをバケツで飼育していました。そのフナも釣った事があります。これも非常に良く釣れるんです。

昔(1980年以前頃)、一度、釣った魚、もしくは釣り落とした魚は二度と釣れないと、よく耳にしました。しかし、それは嘘です。伊豆半島の磯でメジナ釣りをしていた時です。釣った尾長メジナが針を飲み込んでいたので、ハリスを切って海に逃しました。しばらくして口からハリスの出ている尾長メジナが釣れました。口を覗き込んで針を確認すると自分の使用していた針が入っていました。これは先程釣って逃した尾長メジナに間違いありません。こんな事や、先にも述べた事から釣った魚は二度と釣れないと言うのは嘘です。釣り落としても、そこに居れば、また釣れます。現場で実証しています。騙されないで下さい。

実際に飼育しているカサゴ